フリー雀荘は相手は基本他人。
麻雀の強さで不機嫌にさせるのは全然OKですが、
それ以外のところで不機嫌にされて無駄なトラブルを起こすとめんどいですね。
そんなわけで、最低限知っておきたい、フリー麻雀における暗黙のマナーについてご紹介。
ルール説明の時に言われていなくても、なるべくマナーを守りましょう。
最低限のマナーは守っておきましょう。
超最低限のマナーについてはフリー麻雀のマナーでも説明しています。
重複するところもありますがここでは、もっと踏み込んだ部分を説明しましょう。
進行中の動きではありますが、全般的にこれは守っとけ、なマナーです。
どのような発生においても、必ず他の人に聞き取れるボリュームで言いましょう。
「てめー聞こえねーんだよ」と言うのは頻繁に発声する客同士のトラブルです。
勢いよく牌を置く行為は基本NG。煽りっぽくなることもありますし、何より卓や牌へのダメージがあります。
強く叩きつけるように捨てて卓が揺れて色々倒れたりしたらそりゃもうチョンボですね。
待っている時などに牌をカチャカチャぶつけて音を出すのはやめましょう。
手癖になってしまうとなかなか直せません。
これは単純にうるさいからです。
左手は基本的に卓の上には出しません。
噂の左手芸などのイカサマがありますしね。
左利きの人は右手をしまいましょう。
ゲーム進行中の動き方の部分です。
全自動卓に慣れていても、これを知らないといちいち突っ込まれてめんどくさいので
先にある程度覚えておきましょう。
今は配牌すら自動で出てくる時代です。
手牌を開いたら、理牌する前に自分の前の山を少し前に出しましょう。
単純に他の人が山を取りやすくするためです。
自分の前の山に王牌があったら、リンシャンで引く予定の牌を一枚伏せたまま下に下ろしましょう。
こぼれるとカンした時に何がくるかわかる、という危険な状態になるのでそれを防ぐためですね。
自分が親番の時、第一打を切るときに「他の人が手牌を開いているか」を確認しておきましょう。
他の人が開いてから切る、のが基本マナー。あまりにも遅い人は無視してもいいかもしれませんが
南家の人がツモを取ってから「あ、ポン」みたいになるとうざいです。
・動きの順番
発声する→鳴く牌を開く→不要牌を捨てる→鳴く牌を持ってくる
の順番です。単純に時短のためです。
切る前に鳴く牌を持ってくるとその動作分卓全体の次のアクションが遅れます。
また、鳴く牌を晒す前に牌を捨てると、その鳴く牌で他の仕掛けがあった時にその人の動きに影響します。
例・チーする→形が見える前に捨てる→「あ、その形で鳴かれると上がり牌が減るなあ、ロンだ」→「いえ、もう牌捨ててるから遅いですよ」→殴り合い
・牌の置き方
鳴いた時に右側に並べるわけですが、これはちゃんとどの順番に鳴いたのかがわかるように整理しておきましょう。
基本的には1つ目の副露をちゃんと端っこに置いて、上か左に順番にくっつけるようにすればOK。
混在させないようにしましょう。左に繋げたらずっと左に。上に繋げたらずっと上に、です。
個人的には下家の領域を侵食しない左に繋げる方がおすすめ。
リーチは宣言してから牌を捨てましょう。
手作業なのでどうしても牌が横向きに間違って置かれてしまうこともあります。
宣言してからなら、あ、リーチですよ?みたいな勘違いさせるような動きにはなりにくいです。
また、これは必須ですが「他の人にちゃんと聞こえるように」言うのは当たり前です。
ボソッとリーチ、みたいなのは後で揉めます。
・理牌をする
まず、和了時は理牌しましょう。
発声後でも構いませんが、単純に見辛いと確認の手間が生まれてしまいます。
また、ロンにしてもツモにしても、上がるときは基本的に両手で倒しましょう。
片手だとパラパラ開く感じになって印象がよくないです。
・タメロンはしない
通った!と思って安心したらロンだった。という時間差ロンはやめましょう。煽り行為っぽくなります。
待ちを考える、とかに許されるのはせいぜい1〜2秒です。
清一色多面待ちとか、そりゃ迷うわ、みたいな時なら倒した時に「あー。。。それは迷うかも」ってなるから大丈夫です。
誰でもわかるレベルの待ちで出てから少し溜めてのロン、はダメですね。
・点数申告
そして、点数を発声するわけですが、点数計算が苦手だろうがなんだろうが、
ツモの時は基本、子が払う点数→親が払う点数で発声します。
1000/2000のように、ですね。
逆だと2000/4000と聞き間違えたりしてしまいます。
・点棒の受け渡し
点数を支払うときは中央部分ではなく、相手の手元の右か左に置きます。
自動卓が開くときに点棒がかき混ぜるところに落ちてしまうと進行が止まってしまいます。
・次のゲーム開始ボタン
その時のボタンを押す役割は、一般的には「次の親」が押すものです。
しかし、これはあまり厳密には言われていないので、フリーに慣れていないなら誰かに任せましょう。
間違っても「点数をもらう前に」自分からボタンを押さないように。
相手が手を見て、ちゃんと点数を理解してから牌を落とさないとトラブルになるケースがあります。
もし落としたのが自分だと、怪しまれる前に落としたんだろ、とかイチャモンつけられるかもしれません
麻雀のゲーム進行と関係ない部分でのマナーです。
「これは切れない」とか「手悪いなあ」とか色々あります。
相手に判断材料を与えることになりますが、その気持ちの部分は人それぞれ。
三味線と捉えられるケースがあるので余計な発言はしないように。
心にしまっておいてほしい他者への文句。
「なんでそれ切るんだよ」「何その鳴き」などなど、レパートリーは豊富。
当たり前ですが喧嘩につながります。
その他のフリー麻雀ならではのマナー
ゲームをやめる時には、突然やめるのではなく「このゲームでやめます」と
せめて東場の間にはメンバーに申告しましょう。
いきなり人が抜けると人不足に陥ってしまうかもしれません。
飲み物やらタバコやらスマホやらは左のサイドテーブルを使いましょう。
「みんなが左を使えば」ちょうど一回転して全員に行き渡るので。
唐突にストップし、考え始めるのはあまりよくありません。
「すみません、ちょっと考えます」の一言があるかないかでだいぶ印象が違います。
遅い人はどこにでもいますが、「その人ができる範囲で早く」動くべきです。
何も、引いてきてから2秒以内に切れ、と言うような話ではありません。
無意味に盲牌に時間をかけるようなツモり方、
全く迷うような手でもないのに時間をかけて切る、などはやめましょう。
他の人がイライラするだけです。
色々マナーはありますが、基本的には「意味もなく他者に不快感を与える行為」がNGなわけです。
他者を叩き潰すゲームである以上、どうしても不快感は発生しますが、
「ゲームのルール内での不快感」を与えるものはどうしようもありません。
それ以外の揉める要素はなるべく排除しましょう。