空切り

引いてきた牌が実質、無駄自摸だったにも関わらず、一度手の内に入れて引いてきた牌と同じ牌を切るという小技。
手替わりがあった、と他家にアピールすることで役に立たない判断材料を与えることができる。
例えば

W6W7W8P2P3P4S3S3S4S5S5S6S7S8

このような形だと、ストレートに進むと待ちは索子になりそうなものだが、
萬子や筒子をただただツモ切りし続けると、その辺はもういらないのかな?と思われてしまうかもしれない。
なので、6萬など、すでに持っている牌を引いてきた時に、その引いてきた牌をそのまま切らずに
手の中にある方を方を切る事で、
「ツモる瞬間までまだ手の中に未完成の萬子ターツがあり、かつそれが余剰していなかった」
と錯覚させてしまおうということ。
これにより、6萬の周辺は危険かもしれない、と思わせることに成功すれば、相手の防御打牌選択に少し余計な情報を混ぜ込むことができる。

比較的よく使われるのは副露仕掛けで残りの枚数が4枚などになった際、
「最後に鳴いた牌のまたぎスジ」などになってしまっているケース。
この場合、待ち牌はほぼ捨ててもらえなくなるので、手の中にある牌と同じものがきたら、あえて空切りするとかなり読みにくくなる。

他にも自分が他者からの立直に対して手の内にある現物牌と同じものを引いてきたら空切りにするというのも。
聴牌していて且つ立直の現物が待ち牌の場合、「オリてるな」と思ってもらえた方がその牌は出やすい。
ツモ切りだと聴牌しているかどうかはなんとも判断できないが、手の内から現物が出てきたならオリているように見える。

なお、意味のない空切りはむしろ手の中の牌構成のヒントにしかならないので、やる時はちゃんと意図がある時に。