初心者のためのフリー麻雀戦略

フリー麻雀に初めて行きます!という人や、
まだ全然慣れてないけどもっと勝てるようになりたい!
といったフリー麻雀初心者が、どうやって立ち回るのが良いか、説明しましょう。

前提知識

まず、大前提ですが「麻雀のルールは把握している」ことはフリー麻雀に行くための最低条件です。当たり前だよなぁ?
点数計算は完璧でなくても良いですが、最低でも「満貫以上」の点数くらいは覚えておいてください。
役があやふや、というレベルの人はまだフリーは早いです。
オンライン麻雀でもなんでもいいので、役は理解した上で打点が大雑把にはわかる、というくらいの知識量は身につけてください。
というかそれくらいできないと不利どころではないからです。

自動卓で打ったことがない、というレベルの場合は、そういう人でも大丈夫な雀荘を選ぶ必要はあります。
ただ、そういう「環境的に初心者」という方向性であれば、優しいスタッフがいる雀荘なら大体大丈夫です。
大手チェーン系統ならどこもそういう人には優しいのでなんとかなります。
ただし、間違っても歓楽街の看板が出ていない雀荘とかには行かないように。

お店選び

フリー雀荘は数多くありますが、初心者の段階で行くなら、レートはやはり優しい方がいいでしょう。
あなたが高濃度のギャンブル中毒者であるなら止めはしませんが、基本的には点ピンのお店は避けるべきです。
金額的に、というよりも客層的に、です。
腕に自信があろうがなかろうが、「カモが来た!」と思われるのはやはり嫌だと思いますし。

低レート、と言っても幅はあります。
点5レートのお店は若干手慣れている客が増えてきますが、
点3・点2のお店だとだいぶ初心者に優しい、というかほぼその層がメインターゲットになっています。
ノーレート、はフリー麻雀というより社交場ですので多分あなたには向いていません。

まずは点2〜3で数回打ってフリー麻雀の空気感を味わう。
そして点5で勝負という空気感を味わう。ルールやマナーもここで叩き込まれておく。
スムーズに打てるようになったら点ピンへ、がちょうどいいでしょう。

客層の違い

低レート

低レートのお店であれば、客層は比較的若めで女性客なんかもいたりします。
2〜3なら腕自慢はほとんどいないか、いたとしても初心者を狩るようなアクションは無いと思って大丈夫です。
そのレートだと時給換算したらバイトした方がマシですからね。わざわざ悪意を持って初心者狩りする理由もありません。

あなたがある程度の実力を持っている自信がある場合、このレートの客層は正直やりにくいと思います。
なぜなら、「絵合せゲーム」のノリでやっている人が多い上に、真剣度合いが低くなるからです。
負けても痛くないですし、勝ってもたいして儲かりませんから当然ですね。自分の手以外見る必要なんてありません。遊びです。

全自動卓でやったことがない、という人はまずこのレートで1回2回やっておくといいでしょう。
卓の特性、というオカルトチックな話ではなく、単純に慣れです。

点5

ちゃんとゲーム性を高め、読み合いなどの勝負をしたい場合は、点5を目指しましょう。
このレートは絵合せゲームな人もそこそこいますが、特に若い人でやたらと強い人も出現します。
財力の問題で点ピンはちょっときつい・・・という年齢層です。
運が悪ければ悪ければ1時間で2〜3万吹っ飛ぶ勝負を学生さんがやるのはきついですね。

点5になるとその分初心者から狩り取るつもりの人も出てきます。若さ故。
オンラインゲームなどで常勝組やで、という人も結構この辺にはいます。
学生街の点5には気をつけましょう。猛者がいます。

とはいえ、このレートなら負け続けたとしても万札1枚クラスです。
そのラインまでは負けても許容できる、と思えるならいきなり突っ込むのも悪くありません。
強い人もいれば初心者クラスもいる、場所にもよりますが大体は老若男女揃った客層であり、
良くも悪くも、フリー麻雀の経験値を最も幅広い対戦相手で得ることができるのがこのレートです。

麻雀で生きていきます!というような頭のおかしい人はこの層にはまだいませんが、
そうなりたい!と夢描く層はいます。あなたはそういった層を蹴散らして次のステップに進みましょう。

点ピン

点ピンになってくると、客層は思いっきり変わります。
上でも書いたように、運が悪ければ2〜3万がすぐに消えるレートです。逆もまた然り。
極論ですが、「フリー麻雀で食っていく」ということが実現可能になってくるのはこのレートからです。
このレートからはもう腕というよりチップが重要なのですが、それはこちらの記事で触れているので置いておいて、客層の説明です。
点ピンになるとお客さんの年齢層はグッと上がり、20代はほぼいなくなります。
ルールや点数計算はほとんどの人が十分に理解していて、暴牌も少なくなります。
ただし、おじいちゃんも来ます。運が悪いと自分のツモ番が来るまで異様に時間がかかります。
あくまでも麻雀なので、運が良ければ勝つことはできますし、
ツモが噛み合い続ければその辺のバイトしてる人の日給くらい1半荘で引っこ抜けますが、当然その逆もあります。
手牌読みに自信がある人はこのレートで戦うと、相手のロジックも比較的近いのでやりやすいかもしれません。

点ピン(東風戦)

このレートはごく一部の繁華街の雀荘にて開催されているレートです。
公的にこれを超えると摘発リスクがガツンと上がるらしく、フリーやってますよの看板が出なくなります。
つまりこのレートはギリギリ許されている最大レート。
当然、客層はかなりキツイです。
チップもなぜか巨大化します。
1ゲームが10分20分で終わりますので、2桁万円が1時間で動く可能性もあります。
このランクの客層はちょっと異色で、麻雀が上手いというより「運が何かおかしい」「やたらと強気に来る」「圧が強烈」などの特色が出てきます。
マナーも決して良いとはいえません。マナーより金。そういう次元。
初心者が行ったら間違いなくカモです。やめておこうね。
しかし、麻雀で食っていくならこの地点に足を踏み入れる必要は出てくるでしょう。何せ勝てるとデカい。

リャンピン・デカピンなど

闇のゲーム