雀荘はその多くが24時間営業をしているように見えますね。
徹マンなんて言葉があるくらいです。セットも含めて夜通し打っている人がよく出てきますが・・・
さて、雀荘はその営業形態からして、風営法の適用対象となっています。
というか、風営法第一章第二条の四で明確に「まあじやん屋」と記載があります。
ここまでダイレクトに店舗の種類を書かれていては言い逃れはききませんね。
深夜(午前零時から午前六時までの時間をいう。以下同じ。)においては、その営業を営んではならない。
この表現からして、ラストゲームが開始される時間が営業時間内だった、という最大限無理やりな解釈したとしても、
午前一時くらいには閉まっていないといけませんね。
違反すると当然お縄の対象です。客は関係ないかも知れませんが、ガサ入れがあれば冷静に考えると賭博行為でまとめて臭い飯ですね。
同じ風営法の対象であるパチ屋が0時には閉まっていることを考えると、やはり雀荘も閉まっていて然るべきなのだとは思いますが、
実際は営業しているケースが結構多くあります。
とはいえ、流石にガンガン客を集める動きをしていては、「そんな堂々と違反すんじゃねえよ」と
公権力の人たちが突撃してきてしまうかも知れません。
なので、対外的には営業していない、という体でカーテンを閉めて中の光が漏れないようにしつつ、
実質閉店中、という見た目にしてそれまでいたお客さんだけがずっと打ち続ける、という状態になります。
良いか悪いかはここでは問いませんが、「お店から帰らされてないから大丈夫でしょ」という安易な考えで残るのはやめましょう。
打っている人の大半は、「本当はNGだけどやっている」という覚悟を持ち合わせています。
深夜営業で摘発、かなりのレアケースですがあるにはあります。
さて、違法とはいえ、実際にはほぼほぼ黙認されてしまっている状態ではある雀荘の深夜営業。
レアケースとして言いましたが、本当に摘発されるとしたらどういう状態で、どんな罰則を食らうのでしょうか?
警察も忙しいし、雀荘が深夜営業しているからと言ってわざわざパトロールしていたりはしません。
しかし、高確率でお店に突っ込んでくるケースがあります。それは「通報」による効果です。
通報があると「どういう対応・結果はどうか」をまとめておかないといけないというお役所仕事。
必然的にめんどくせぇなあと言いながら、取り締まり行為に向かいます。
99%、負けた人の腹いせでしょうね。
さて、そういうレベルの取り締まりなので、罰則は実際はほぼありません。
お客さんは電車のない時間に店を追い出されるはめにはなるのでそれがある種の罰。
深夜営業が罰せられるのはお店ですが、実はお店も「小言を言われる」程度で反省文や深夜営業の封印、というレベルの罰則で収まるケースがほとんどだそう。
しかし、それだけにとどまらないケースは「大金が動いている賭博を行なっているお店」の場合です。
これは俗にいうマンション麻雀などで、看板を出していないような雀荘で行われるものです。
漫画の世界?いえいえ、たくさんあります。レートは200円なら優しいもんです。
この種のお店が通報により深夜営業の取り締まりを食らうと、ほぼ確実に連れていかれます。
こちらは残念ながら客もアウトです。賭博罪ですね。
そのそも、風営法許可申請してないでしょうからそういう面でもアウトです。
せいぜいが科料(安めな罰金と思ってください)喰らう程度でしょうが、問題は「常習」の場合。
こちらは懲役です。やばいね。
そんなわけで、普通の雀荘なら深夜営業に入り浸っていてもそう滅多に捕まることはありません。
ちょっと怒られて帰らされる、ということになります。
ただ、「やばい行為だ」という認識は持っておきましょう。
お店に責任転嫁してはいけません。
本来はNGだけど自分の意思でそこに参加しているんだ、という覚悟だけは持っておいてください。
怖ければ深夜は行かないほうがいいですね。
あとマンションはもう完全にアウトローなことをしているという意識はしましょう。
フリー麻雀初心者が行くようなことはないだろうが。